松本市の「乗鞍高原温泉ユースホステル」(安曇)は10月19、20日、「子どもの支援・相談スペースはぐルッポ」(浅間温泉1)の利用者を無料招待した。希望した小学4年生から高校1年生まで9人が参加し、1泊2日の旅を楽しんだ。
スタッフを含む13人は、市のマイクロバスで同施設へ。紅葉した一の瀬園地の大カエデや天然温泉などを楽しみ、夕食で満腹になった後はボードゲーム大会で盛り上がった。
翌日は全員で「大雪渓・肩の小屋口」周辺へ行き雲海を見た。子どもたちは「本当に来てよかった」「雲海は白い海みたいだった」と興奮気味に話していた。
はぐルッポ代表の西森尚己さんは、「初めての宿泊体験。普段はゲームで遊んでばかりの子どもが、人々との交流や大自然の中で生き生きと過ごせて良い経験ができた」と話した。
日本ユースホステル協会は、青少年の旅を応援する「旅を贈ろう」プロジェクトを実施中。今回の旅は、加盟する同施設が「不登校で外に出る機会が少ない子にも体験できる楽しみを」と企画した。