
「山か多面体─山にまつわる8組の作家展」は11月15~17日、松本市のリストギャラリー(大手5、1階は山山(さんさん)食堂)で開く。山を彫刻や刺しゅう、木工や絵画などで表現する、山好きな作家8組の展示販売会。企画した木工作家の小林学文(まなぶ)さん(40、中山)=写真=は「山をどう表現しているかを見て楽しんで」と話す。
5組の作家が出展した一昨年に続き2回目。今回は高知県や大阪府などの作家も加わり、雪山や小動物がモチーフの刺しゅうブローチ、石こうに彫刻と着色を施したオブジェ、山の造形を緻密に彫刻したペンダントトップ、鹿の角をあしらった木製カップ、軽量でコンパクトな高機能素材の物入れ、山の写真をプリントしたタペストリー、森を描いたペン画などが並ぶ。
「山登りを続けるのは、飽きないから」と話す小林さんは、黒檀(こくたん)や朴(ほお)など色が異なる幾種類もの木を三角形のパーツにして組み合わせ、南八ケ岳や穂高連峰を表現した作品など20点余を出展。「山にまつわるさまざまなジャンルの作品が見られる、ほかにはない展覧会」という。
午前10時~午後5時。問い合わせは小林さんTEL080・5015・7154