起伏のある地形を生かしたコースを制限時間内に何周したか競う自転車競技「シクロクロス」の大会が11月16、17日、塩尻市北小野の「信州塩尻農業公園チロルの森」で初めて開かれる。「競技に関心を持ってもらい、地域の活性化にもつなげたい」と、中信地方の有志でつくる実行委員会が企画・運営する。
県内外の5歳から60代までの約150人が参加し、園内に設ける1周約2.5キロのコースで、男女や年齢別の約20部門で競う。飲食を販売するキッチンカーも出店する。
標高が高く自然が豊かな県内は自転車競技に適しているが、大会やその会場は近年減る傾向といい、競技の振興を目指す実行委が、2020年に閉園して今夏、営業再開を視野に期間限定で開園したチロルの森に声をかけた。コース作りや整備は実行委やボランティアが担い、同園が協力する。
実行委代表の近藤英基さん(43、松本市寿北)は「子どもや興味がある人に競技の魅力を伝え、地域の人にも楽しんでもらえる大会になれば」と期待する。
大会は午前8時~午後4時。観戦は無料。問い合わせは近藤さんTEL090・4153・0466