安曇野市を中心に菊の愛好家約30人でつくる「あづみ野秋香会」(塩野貞夫会長)は11月17日まで、「あづみ野菊花品評会」の出品作を穗高神社境内に展示している=写真。今年で45回目。入賞作など約320鉢が並ぶ。
大菊の最も基本的な仕立て方「大菊三本立盆養」や「小菊・懸崖(けんがい)」など11部門で5日に審査。最高位の天位、地位、人位などの各賞を選んだ。
大菊三本立盆養では塩入登さん(80、穂高)の作品が最高賞の特選となり、知事賞を受賞。花の大きさや形、色、高さのバランス、葉、茎などいずれも申し分ない出来との評価を受けた。
さまざまな作り方の菊を並べる「特作花壇の部」も、塩入さんの「社を彩る」が天位に。塩野会長(80、同)は「今年は暑くて茎が思うように伸びないなど苦労も多かったが、みんながいろいろ工夫し、なんとか品評会に間に合った」と話す。
展示は午前9時~午後5時(17日は3時)。午後3時からライトアップする。塩野会長TEL080・5145・8322
特作花壇を除く各部門の天位は次の通り(敬称略)。
▽大菊三本立盆養内川郁夫▽同ダルマ作り(3鉢花壇)和田スイ▽同福助作り(5鉢花壇)和田スイ▽同千輪作り藤本利定▽小菊・懸崖小林末男▽同盆栽和田スイ▽スプレー菊臼居佐與子▽創作(ハート型懸崖)中村哲雄