切り絵が趣味の松本蟻ケ崎高校2年の中山慶音(けいと)さん(17、松本市和田)は11月16、17日、初めての作品展「繊細な紙の世界へ」を文房具店「ink stain(インクステイン)」(同市中央3)で開く。
オリジナルの幾何学模様やアニメのキャラクターなど、細部までこだわって制作した約20点を展示する。1週間ほどかけて仕上げた作品もある。
「くつと足ナカマヤ」の屋号でオーダーメードの革靴などを手がける父・昌幸さんの影響で、幼少期からものづくりが好きだったという慶音さん。切り絵の魅力に気づいたのは中学生の時。美術の授業で取り組んだ際、専用のデザインナイフで紙を切っていく作業が「型抜きをしているようで楽しい」と感じた。
作品作りに没頭する時間は心が落ち着くといい、「見た人が、ものづくりの楽しさを知ってもらえたらうれしい」という。
午前10時~午後4時(17日は3時)。入場無料。