松本市の松商学園高校93回生(1994年卒業)は11月2日、卒業30周年の記念式典と同窓会をホテルブエナビスタ(本庄1)で開いた。母校へ折り畳みパイプ椅子110脚を贈り、恩師や旧友と再会を楽しんだ。
「集え松商魂そして未来へ」をスローガンに150人超が集まり、1926(大正15)年から続く伝統の式典に参加した。
千野洋二実行委員長(49)は「同窓生の協力のおかげで今日を迎えられた。当時は気付かなかったが、先輩たちの力添えがあったから活動できていたと知り、これからは自分たちもその役割を担っていきたい」とあいさつ。来年卒業30年を迎える後輩へ「伝統の鍵」を託した。
長野雅弘校長は感謝を伝え「少子の中、いかに学校を残すかが大きな課題。卒業生の皆さんから力添えをいただきたい」と述べた。
倉科勝啓副委員長は「松商の絆を改めて感じた。今後はクラスの垣根を越えて集まり親交を深めたい」と話した。
参加者には、同窓生のヤポンスキーこばやし画伯さんがこの日をイメージして描いたイラストのステッカーと、それを印刷したタンブラーを記念に贈った。