白馬高校(白馬村)で10月30日と11月6日、2年生46人の進路選択に役立てるための、介護の仕事に関する講座が開かれた。6日は現場で働く卒業生の話を聞くなどし、仕事の必要性や魅力を学んだ。
村内の介護老人保健施設「白馬メディア」で働く太田康介さん(25、小谷村)が「祖母に丁寧な対応をしてくれた男性介護職員に憧れた」と、介護福祉士を志したきっかけを紹介し、「利用者の笑顔や感謝の言葉にやりがいを感じる」と伝えた。
講座では松本短期大(松本市)介護福祉学科長の丸山順子教授(60)の解説で、認知症の人の気持ちを理解し、生徒が予防や脳を活性化させる手遊びを体験して盛り上がる場面もあった。
普通科の清水喜心さん(16)は「大変なことばかりでなく、人とかかわり相手を知る感動や、やりがいのある仕事と感じた」と話した。