交流深め村に活気を「山形村日用市」始まる 初回は10組出店しにぎわう

山形村ミラ・フード館横の広場で11月3日、朝市「山形村日用市」が始まった。村民らの交流や村の活気づくりにつなげたいと、ブランド設計やデザインなどを行う小林聖也さん(35、下大池)が実行委員会を立ち上げて開催。毎月第1日曜に同所で開く予定で、初日は村内外からアクセサリーや野菜、小物などを販売する10組が出店。大勢の人でにぎわった。
中学卒業後に進学で村を離れ、5年前に地元に戻った小林さん。以前はもっと人が集まったり、顔を見て話したりする機会があったと感じたという。村内に物づくりをしている人も多いことなどから、幼なじみらと「いつかマルシェをやりたいね」と話していた。
自身も物づくりをする立場から他地区でのマルシェに参加し、運営の方法などを見ていくうちに「思い立って」企画書を作成。知人や村に相談すると、多くの人が賛同して協力してくれ、開催にこぎつけた。
今回、野菜やステンドグラスを販売した宮澤美香さん(47、上竹田)は「地元でマルシェに出店できるのはうれしいし、村の施設やミラ・フード館を訪れる機会にもつながるのでは」と期待。
小林さんは「身近な物が好き。価格帯も含め、このマルシェもそんな存在になれば」との思いを込めて「日用市」としたといい、「SNSだけの発信ではなく、人と直接会って話すことは大切。月1回のお楽しみとして定着し、それに合わせて外出したり施設周辺でのイベントが開かれたりし、もっと盛り上がればうれしい」と話す。
次回は12月1日午前9時~午後1時。日用市インスタグラム=こちら