古くから正月の寄せ植えなどで人気の葉ボタン。松本市寿北の畑約600平方メートルには、朝晩の冷え込みで色づき始めた大型の11品種計800株余が並び、壮観な眺めをつくりだしている。
育てているのは「塩原園芸」の塩原文夫さん(75)と幸子さん(67)夫妻。ころんと丸みを帯びた「丸葉種」、葉の縁が波状の「ちりめん種」、1株に幾つもの葉を付ける「踊り葉ボタン」などさまざまな品種がある。つややかな光沢を持つ照葉系など珍しい品種も。どれも大型で直径40~50センチある。
「地植えもいいし、鉢植えにして玄関先に飾っても、豪華で華やかになります」と幸子さん。夏の猛暑などの影響で、色づきは例年より2週間ほど遅れたが、立派に育った。11月下旬に色づきのピークを迎える。土の表面が白く乾いたら水をたっぷりとやると、春先まで長く楽しめるという。
希望者に自分で掘り取ってもらい、1株300~500円で販売している。畑の場所は牛伏川沿い、下瀬黒公民館の北側。近くに案内板もある。入れ物を持参。スコップは無料で貸し出す。問い合わせは塩原さんTEL080・5146・2183