「手まりを次世代に継承したい。展示会が知るきっかけになれば」。こう語るのは、趣味で創作手まりを作る松本市波田の村上たか子さん(89)。初の作品展を11月23日まで、市波田文化センターアクトホールで開いている。180個の手まりが並ぶ。
創作モチーフはブドウ、金魚、桜、バラなど多彩。ひな人形やドラえもんの顔もある。
作り始めたのは63歳の時。農閑期に波田公民館の教室に参加し、とりこになった。「手を動かすことが好き。出来上がりがうれしくて続けてきた」
公民館の教室で、基本となる「松本手まり」を教える役目も。「一針に心を込める尊さや、作品から得られる癒やしが生きがい。手まりの文化がずっと続いてほしい」
月曜休館。波田教室の問い合わせは鍋井さんTEL080・6930・5650