【中村小太郎・自然派生活】#8 自然と技術の両輪で新しい農業を

皆さん、ここでうれしい報告をします。令和の米騒動や令和の農地解放など、農業を取り巻く環境が厳しくなる中、自然農法の仲間と法人を設立します。将来的に農地を所有できる「農地所有適格法人」を目指します。名前は「ナチュラルファーム小太郎組(仮称)」。農業を「The Dream Job」。すなわち「なりたい職業No.1」にするのが夢です。
私たちは太陽、水、大地の自然の力だけを頼りにする農業の原点に立ち返ります。自然と最先端の技術を両輪とし、知恵と工夫と機械の力を借りながら、持続可能な全く新しい農業スタイルを確立します。
世界ではリジェネラティブ(環境再生型)農業が常識になりそうです。痩せた表土の再生、傷んだ土壌の保護、窒素汚染から地下水を保護、マイクロプラスチックによる海洋環境汚染の廃絶など、望みは大きいです。
また、信州塩尻発の米で、世界を豊かにしたいのです。ユネスコ無形文化遺産に登録された和食とともに、世界に向け販売します。まずは私の親戚がいる米国ハワイから。日系人が多く移住し、インディカ米より、ねっとり感のあるうるち米は受けるはずです。
続いてロシアや英国にも輸出します。ロシアでは平均寿命を伸ばしたいと、何かで聞きましたのでプーチン大統領に手紙を書きました。健康長寿の鍵は米と発酵食品だと(まだ返事はありませんが)。英国ではカツカレーが大ブームで、今や国民食だとか。ぜひ、おいしい米でカツカレーを食べていただきたい。
さらに、ご進物市場への進出です。沖縄県では、お中元もお歳暮も米を贈るのが主流だそうです。
6年前に東京から移住し、自然栽培で米作りを始めてから、大きく道が開けました。後から続いてくれる人たちのために、お手本になれるように精進します。「百姓万歳!」。