小学生サッカーの第48回全日本U─12(12歳以下)選手権予選の県大会で、松本山雅FCU─12が2年ぶり5度目の優勝を果たし、来月末の全国大会に出場する。今季初めに選手らで話し合って決めた目標は、前回出場時に続く予選リーグ突破・決勝トーナメント(T)進出と、その先のファイナリスト(決勝進出者)だ。
目指すは「ファイナリスト」
県大会は3回戦から登場し、今月3日に佐久市で行われた準決勝でアンテロープ塩尻ジュニアAを3─1、同日の決勝で篠ノ井ジュニアクラブA(長野市)を3─0で破った。
副主将の柏澤要(寿6)は「初戦と決勝の前半は緊張したけど、みんなで声をかけあった」。ピッチを大きく使った連係プレーが持ち味という自分たちのサッカーができたと振り返る。
決勝を含め、チーム最多の大会5得点を挙げた171センチの西澤桜(おう)馬(ま)(三郷6)は「全国出場はむちゃくちゃうれしい。チームで3年間やってきたことをしっかり発揮したい」と意気込む。
自身も山雅の育成組織「ユースアカデミー」出身の山﨑永和(とわ)監督(25)は、就任1年目で古巣を全国に導いた。「一人一人のいいところを出すようにした。明るい集団で、夏前は集中力が切れてミスで崩れることがあったが修正してきた。全国に行って何ができるかが大事」と、指導にいっそう熱が入る。
全国大会は12月26~29日に鹿児島市で開催。都道府県代表の48(前年度優勝の熊本2)チームが4チームずつ12組で予選リーグをし、各組1位と2位のうち成績上位4の計16チームが決勝Tに進む。山雅U─12は一昨年、初めて決勝Tに進み、初戦に勝って8強入りした。