松本市大村の玄向寺は、「こども食堂」を運営するNPOホットライン信州(同市)に寄贈する米や野菜を地域から募る。「笠地蔵プロジェクト」と銘打ち、生活が苦しい家庭に温かい気持ちで新年を迎えてもらおうと、2020年に始め5回目。同寺で23~30日、提供品を受け付ける。
募るのは、米、ジャガイモ、カボチャをはじめとする日持ちのする野菜、菓子など。今年はこれまでに、檀家(だんか)から米、ドーナツなどが寄せられている。物価が高騰し、特に米が高いことから、「米が一番喜ばれる」と副住職の荻須真尚さん(49)。
集まった食料は12月6日、同NPOへ贈呈。無料食品配布会で使ったり、加工、調理して弁当として提供したりするという。荻須さんは「困ったときはお互いさまという気持ちで協力していただけたら」と話す。
寄付したい人は、寺に連絡した上で持ち込む。同寺TEL0263・46・1393