松本市の松本大松商短大部(新村)でアロマテラピーを受講している2年生16人が13日、アロマオイルを使ったハンドトリートメントの校外実習を今井公民館でした。今井福祉協議会が企画し、「未来ある若者のために、手を貸してください!!」とする地域回覧の呼びかけに応えた25人が参加した。
学生たちはそれぞれ担当する住民らと向かい合い、体調を訪ねたり香りの説明をしたりしながら、手を包みこむように丁寧に手を動かした。初めは緊張した様子もあったが、少しずつ互いの表情が和らぎ、会話を弾ませたり「気持ちいい」と喜んだりする姿もあった。
上條礼子さん(84)は「何をするのかと思ってきたら、やってもらえて良かった。いつもは冷たい手がぽかぽかして気持ちいい」と喜び、細田真睦佳(まちか)さん(19)は「どうすれば気持ちよく感じてもらえるか、これまでの練習で自分が感じたことを生かしてやれた」と笑顔だった。
非常勤講師の佐藤昌江さんは「未熟な技術と拙い話術に付き合っていただきありがたい。喜ばれたり感想を聞いたりすることができ、学生たちにはいい経験になる」と話した。