塩尻市の道の駅小坂田公園で3日開かれた「信州秋の太鼓まつり」で、能登半島地震の復興を支援する市内太鼓連3団体の「しおじり~絆~プロジェクト」の演奏に乗せ、松本蟻ケ崎高校書道部(21人)がパフォーマンスを披露した。
共演は、同プロジェクト事務局の宮幸生さん(39)が復興支援への協力を同部に呼びかけ実現した。同部が太鼓の演奏でパフォーマンスをしたのは初めてといい、あらかじめ渡された音源を聞き、合同練習もして演じ方を考え、「絆きずついたってずっと心の傍でなくならない物」と大書した。
和田清花(さやか)部長は「緊張したけど楽しくできた」と笑顔。宮さんは「(復興支援の思いが)多くの人に伝わったと思う。この経験が彼女らの糧にもなれば」。
まつりは、県内の太鼓連10団体が出演。「信州キッチンカーフェスティバル」を同時開催し、飲食を販売する10台が出店して大勢の人でにぎわった。