松本市の梓川小学校6年生(4クラス・147人)は9日、「あずさっ子フェスティバル」を同校で開いた。手作り品のマーケットやピザ作りなど、クラスごとにブースを設け、会場の体育館は大勢の来場者でにぎわった。
1組は、かつて学校敷地内の「青空広場」に流れていた川を復活させる資金を集めようと、手作り品やリサイクル品を販売するマルシェを開いた。
商品には校舎改築工事(2022~24年度)に伴い切られた、ヒノキやイブキを再利用したペン立てやタオル掛けなども並んだ。夏休み前からクラス全員で作りためたといい、齋藤暖さん(11)は「青空広場に川が流れているところを見たい」と、商品を来場者に一生懸命に紹介した。
フェスティバルは保護者や地域住民に楽しんでもらおうと、総合的な学習の一環として企画した。2組は自分たちで作った石窯で来場者がピザ作りを体験できるようにし、3組はダーツやボウリングなどの遊びを提供。4組は自作の映画「魔弓の伝説」を上映した。