楽曲に感謝と新しい風 シンガー・ソングライター葦木啓夏さん アルバム発売

安曇野市のシンガー・ソングライター葦木(あしき)啓夏(ひろか)(旧芸名・美咲)さんは、初めてセルフプロデュースしたCDアルバム「地球~TERRA(テラ)~」を発売した。高校生だった17歳の時に初めて作った「星仄(ほしほの)か」や新曲など10曲を収録。1年半かけて作り、「宝物のようなアルバムに仕上がった」と喜ぶ。
タイトル曲も高校生の時に制作。環境や自然保護への意識を高める運動「アースデイ」を知り、地球のことを考えて何かしようと手がけた作品で、「太古の記憶を呼び覚ますような曲」と言う。
新曲は、言えなかった言葉を歌にしたという「傷の花」など。大町市の音楽ユニット「AYER(アイレ)」のSOUL(ソウル)─Tさん、MCMystie(ミスティー)さんらも協力。スペイン語と日本語で祝詞を入れた曲もあり、歴史や自然、大地、空気感など、地球を感じられるよう工夫したという。
葦木さんは「20年間の音楽活動を支えてくれた人への感謝と新しい風を感じられるアルバムになった」と話す。3500円で、平安堂あづみ野店(安曇野市)、公式サイトなどで販売。

葦木さんは思春期に性被害を受け、つらい思いをしたことから10月、安心安全に語り合える場として自助サークル「HIKARI」を発足。次は12月1日午後2~4時、「菜じゃ」(松本市中央4)で。詳細は公式サイト参照。