食感やかみ応えがあり、食べた人がかむことを意識し、食への関心を高める「カムカムメニュー」を作ってもらい、その写真コンテストを催した松本歯科大(塩尻市広丘郷原)は11月16日、表彰式を同大で開いた。県内外から応募があった73点とレシピを展示し、入賞作の試食会もあった。
最優秀賞の「カムカムチーズボウル」は、ミックスナッツやレーズン、素揚げしたかんぴょうなどを使った一品。作者の潮田茉紀さん(茨城県)は「これを機に、かむことを意識した料理を作っていきたい」。
塩尻市の高校生・塩原由華さん(17)は、コーンフレークやいり大豆でかみ応えを良くしたメニューを初めて応募し、最優秀賞、優秀賞に次ぐ同大学賞(3点)を受賞した。管理栄養士を目指していると言い「励みになる」と喜んだ。
コンテストは11回目。同大の増田裕次特任教授は「よくかむことで健康になろうという意識が、少しずつ広まればうれしい」と話していた。