安曇野市の農家仲間4人でつくる「いしょく会」が、自分たちで撮った風景写真を使い2025年のカレンダー「安曇野の四季彩」を作った。地元愛がこもった農家目線のカレンダーだ。
A4判で250部作った。表紙は常念岳とコヒガンザクラで、小正月の行事・三九郎や穗髙神社の「みたままつり」で奉納される「遠州手筒花火」、凍てついた池から臨む早朝の北アルプスなど、市内の四季折々の表情をとらえ12カ月の月めくりにまとめた。
メンバーの小室博文さん(64、穂高)、小林一成さん(55、同)、南健児さん(63、堀金烏川)、大竹範彦さん(63、堀金三田)はタマネギ農家が共通点。
それぞれ異なる職歴を持つことから「いしょく(移植・異職)会」として交流し、各自がスマートフォンで撮りためた写真で2020年からカレンダーを作り始めた。今回が5回目だ。
小室さんは「節目を迎えられた。これを張り合いにこれからも情報交換しながら、農業とカレンダーを続けていきたい」と話す。
1部500円で食事処(どころ)美里(堀金烏川)と、ほりでーゆ~四季の郷(同)で販売している。