入院など困難な状況にある子どもに本をプレゼントする「サンタ・プロジェクト・まつもと」が11月30日、今年もスタートする。関係者は「あなたもサンタクロースになりませんか?」と、12月8日まで協力を呼びかけている。
ちいさいおうち(松本市沢村3)、平安堂あづみ野店(安曇野市豊科)など九つの書店で病院か施設のカードを選び、本(800~1700円程度が目安)を購入するとサンタクロース認定証がもらえる。クリスマスカードを送りたい人はメッセージを書く。
今年の予定数は300冊。本は贈呈箱に入れ、信州大医学部付属病院小児病棟、県信濃学園(福祉型障害児入所施設)、松本児童園(児童養護施設)など10カ所にクリスマスまでに届ける。
2012年にスタートし、今年で13回目。昨年は372冊、これまでに4062冊を贈った。同プロジェクトの西垣恭子代表(75、安曇野市豊科南穂高)は「毎年多くの人が温かい気持ちを寄せてくれる。本当にありがたい」。プロジェクトに参加する松本大総合経営学部2年の手塚春花さんは「贈った本が、自分の好きを見つけるきっかけになれば」などと話した。
他の協力書店は、宮脇書店松本店、改造社書店松本駅店、松本大学生協、信大生協、ブックストア松本本箱、本・中川(以上松本市)、興文堂アイシティ店(山形村)。