自然の魅力カレンダーに 翻訳家・鈴木研一さんが25年版作製

安曇野市穂高の翻訳家、鈴木研一さん(81)は、2025年版のカレンダー「安曇野賛歌」を作った。
A4判、見開きA3判。月めくりで、表紙も含め13枚の写真を使っている。原則として前年までの同じ月に撮った写真を使っており、今年は「静と動」「明暗」を意識するなど、変化に富んだ風景が見られるよう工夫したという。
2月は、「無事着水」。明科を流れる犀川に、陽光を浴びて輝く水しぶきを上げて着水する白鳥の姿を捉えた。10月は「朝霧たちこめる等々力家住宅」。朝霧にかすむ市有形文化財の長屋門と、オレンジ色の柿の実が印象的な作品だ。
カレンダーは、写真で安曇野の魅力を伝えようと2009年から作り16作目。鈴木さんは「安曇野には北アルプスがあり、その雪解け水が川となり、田畑に作物が実る。そんな豊かな自然が織りなす風景、人々の暮らしの様子を楽しんでほしい」と話す。
1540円で、同市の平安堂あづみ野店などで販売。