松本市の島立公民館を拠点に活動する「島立こども広場」は11月27日、屋外でバウムクーヘンを作った。子ども65人が参加し、ボランティアの高校・大学生21人らの助けを借りながら焼いて食べた。
指導したのはスタッフで自然体験活動インストラクターの吉沢紗也加さん(52、島立)。小麦粉に溶き卵やすりおろした山芋などを入れて生地を作り、ドラム缶コンロに入れた炭をおこして準備完了。竹棒に生地を付けて回しながら焼く作業を繰り返した。
「速く回すとぶっ飛ぶよ」「焦げてる」「顔があっちい」などの歓声が上がり、百瀬英心(えいしん)さん(島立小5年)、希帆さん(同2年)きょうだいは「頑張って焼いていたら、いい匂いがしてきた」と楽しそう。
同団体は、島立地区のカフェの店主が2020年から公民館などと連携して始めた「ゆいま~る子ども食堂」が前身。主宰者の事情で22年に閉じたが、当時から関わっていた保護者や松本大教育学部の大蔵真由美准教授(41)らが引き継ぎ、住民や学生、企業、NPO法人などの協力を得て月1回開いている。
代表の百瀬あきさん(40、島立)は「楽しみにしてくれる子どもたちの声がうれしい。これからもわいわい遊べる場所をつくっていきたい」と話した。
次回は12月9日午後3時から、しめ縄作りをする予定。参加は事前の申し込みが必要で、地区外からも参加できる。ボランティアも募集中。申し込み、問い合わせはメール(yuimaru.2210@gmail.com)で。