こだわりの素材 しっとり食感
植垣健太郎さん（55）、ひろみさん（53）夫妻が営むマフィン専門店が松本市埋橋から寿豊丘に移転し、リニューアルオープンした。
素材の味を生かしたしっとり食感のマフィンは、信州産の小麦粉や卵などを使用。リンゴやブルーベリーなどの果物も、地元の農家から直接仕入れた無農薬や減農薬にこだわる。「信州リンゴとくるみ」「ココナッツとオレンジ」（各250円）などさまざまなマフィンが、8～10種並ぶ。
もともとフラワー教室だった場所を、夫婦でDIY。床を張り、しっくいで壁を塗るなど、自分たちの手で仕上げた。木目調の家具や、地域のクラフト作家の作品が飾られ、優しく温かみのある空間になっている。前店の約2倍となったスペースを生かし、展示など新しい試みも考えている。
山や空気、人の温かさに引かれ東京から移住してきた2人。2009年に開業し15年目を迎える。「来てくれる人に、また来たいと思ってもらえる店にしていきたい」
午前10時～午後5時。月・木曜定休。TEL0263・30・1213