波田の田畑を公園に 建築など学ぶ原田さんがイベント

松本市波田出身で長岡造形大大学院(新潟県長岡市)造形研究科で建築・環境デザインを学ぶ原田旺輔さん(23)=写真左=が12月7、8日の午前9時から日没まで、イベント「HATANIWAPARK─波田の庭である田畑を公園にして遊んでみる」を波田保健福祉センター近くの畑で開く。
縦4メートル、横6メートル、高さ2メートルの小屋を組み立てる体験(7日午前10時~)を用意し、誰でも参加できる。「田畑を公園とし、自由に遊んでほしい」と原田さん。
原田さんは「地域を『家』に見立てることによるまちづくり」を研究テーマにし、昨年、波田地区の住民アンケートに基づいた模型を市波田支所に展示した。本年度は波田中3年5組が総合学習で同じテーマに取り組み、その成果を原田さんの研究結果と共に15日まで同支所に展示している。
吉村美波さんは「波田の玄関は『森口』など、みんなが同じイメージを抱く場所がたくさんあった。模型作りが楽しかった」。原田さんは「中学生に波田の中で『自分の部屋』を示してもらうと、学校や自宅、図書館など自分たちが長くいたり、好きだったりする場所になったのが面白かった。両方の展示を大勢の人に見てほしい」と話している。