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塩尻市の「ふれあいセンター東部」(峰原)が拠点の認知症カフェ「オレンジカフェ・イースト」(御子柴治美代表)は、毎月第3水曜午後1時半~3時半に月例会を開いている。11月20日は市社会福祉協議会職員や医療関係者らによる講話があり、55人が聞いた。
デイサービスセンター「つくしの郷」(広丘堅石)の百瀬昌枝所長によると、徘徊(はいかい)などによる行方不明者はこの10年で10倍に。「体が動く認知症の人は要介護度が軽めに出がちで、介護保険サービスが受けられない現状がある」とし、対策として装着が増える衛星利用測位システム(GPS)機器を紹介した。
桔梗ケ原病院(宗賀)認知症疾患医療センターの公認心理師・中山聖悟さんと、立石薬局(大門三番町)の薬剤師・立石イサ子さんは早めの受診や相談を呼びかけ、市の認知症対策「チームオレンジ」の説明もあった。
「オレンジカフェ・イースト」は民生委員を務めた女性らが5年前に立ち上げ、ボランティア7人で運営。認知症を予防したい人らが参加し、月例会(参加費は茶菓子代200円)は通常、絵本の読み聞かせや脳トレなどをする。18日は市内の男声合唱団コールファーターを招く。問い合わせはふれあいセンター東部TEL0263・87・2931