体の発育や歯並びの視点から、離乳食の進め方を学ぶ「お口を育てる離乳食講座」が16日、松本市田川公民館(渚3)で開かれる。子育て真っ最中の母親3人が、自分たちが悩んだ経験を基に、地域の母親や妊婦に情報を発信していきたいと、初めて企画した。
3人は、市内に住む助産師の小川麻衣さん(39)、産婦人科医の村山有美さん(35)、須見ひろみさん(38)。それぞれ幼い子どもを育てる中で、離乳食を食べない、歯並びが悪いなどの悩みを抱えていた。親の手による体操や遊びなどを通して、全身や口を整えていく「矯正いらずの歯並び育児講座」(一般社団法人歯並び育児協会・広島市)と出合い、認定講師を取得。全国の講師約20人のうち、県内はこの3人のみで、勉強会を通じて意気投合した。
病気を治す治療医学を学んできた村山さんは、「これまで予防医学を学んでこなかったが、子育てするうちに興味を持った」。講座では離乳食の歴史も紹介する。3人は「今までの常識で離乳食を始めてみて、疑問や悩みを持った人にぜひ提案したい」とし、今後は月1回程度、講座や育児サークルを市内で開いていく予定だ。
午前10時~正午。定員10人(子連れ可)。参加費4500円。申し込みは「松本でお口育て隊」のLINE(@720vnoyl)から。
田川公民館で母親3人が離乳食の進め方学ぶ講座初企画
- 2024/12/07
- 家族・子育て