白馬村神城にある古民家を改修したギャラリー「Kirria Japonica(キリアジャポニカ)」は22日までの金~日曜、ギャラリーの代表で写真家の金敬源(キンギョンウォン)さん(62、安曇野市穂高有明)の作品展「大きな屋根の下」を開いている。身近な冬がテーマ。里で見られる冬の美しい景色を切り取った約45点が並ぶ。
出展作は、ギャラリー周辺や、自宅からの道中の安曇野、大北で、主に昨冬写した冬の風景、生き物など。安曇野に飛来したコハクチョウは、水面から飛び立つ滑走を始めた瞬間や、着水直前に体の全てを広げた様子などを捉えた。家族愛や羽の美しさが伝わる作品もある。
雪と猫が題材の作品も目を引く。薄い雪に覆われた線路脇の道路上で尾を動かす猫、木崎湖畔に積もった雪にはい上がろうとする猫の意味ありげな表情を切り取ったものも。
金さんは「冬の美しさは足元にあることを見てもらえたら」と話す。
午前11時~午後5時。詳細はホームページから。