正月飾り手際よく 伝統的な形 リースも人気 「ふれっ手」製作 注文12月17日まで

松本市の障がい者就労施設「ふれっ手(しゅ)」(旭2)は、恒例の正月飾りの製作に追われている。メンバーたちが手際よくわらを編み、伝統的な「ごぼう締め」や「輪締め」などに仕上げる。商品の注文は、12月17日まで受け付けている。
同市里山辺の農家から、稲わらを無償で譲り受け、10月からわらをきれいに整える作業をスタート。11月から本格的に作り始めた。
毎年わら編みに携わり、最も長い人で18年目。昨年はできなかった編み方を、今年はマスターした若いメンバーもいて、それぞれが年々作業の腕を上げている。はさみできれいに切りそろえる作業をしていた小林舞さん(30)は、「きれいになっていくのが楽しい」。
「迎春」の文字とツバキの造花を配したオリジナルの「わらリース」が人気。「みんなで作ったわら細工を見てもらえるよう、飾り付けはシンプルにしました」と支援員の奥永昌恵さん。
ごぼう締め、輪締め各160円、わらリース(直径約17センチ)千円、ミニリース(同13センチ)500円。商品の引き渡しは20~26日(21、22日を除く)。申し込み、問い合わせはふれっ手TEL0263・36・0365(平日午前8時半~午後5時)