深志高野球部130年記念 OB会がマイクロバス寄贈

松本市の松本深志高校野球部OB会(安藤善二会長、約500人)は11月30日、同部創立130周年記念事業で、同部に遠征用マイクロバス1台を寄贈した。会の役員らが母校を訪れ、贈呈式が開かれた。
これまで使っていたマイクロバスは、20年以上使い老朽化が進んだため、OB会が記念事業で寄贈を計画。昨年から一般も含め、購入資金に充てる返礼品付きの寄付を募り、目標金額をほぼ達成した。保護者会の積立金などを合わせ、新車を購入した。
贈呈式で、安藤会長(72)は「大勢の方に協力いただいた。このバスが現役の皆さんと未来の蜻蛉(とんぼ)球児(校章のトンボにちなんだ呼び方)の励みになることを祈っている」とあいさつ。石川裕之校長は「後輩たちのために力を尽くしていただきありがたい」と感謝を伝えた。
マイクロバスは25人乗り。130周年記念のロゴを前後にあしらった。福山晃大主将(17)=2年=は「新しいバスを心待ちにしていた。OB会の皆さんの支援で素晴らしい環境で野球ができている。大切に使わせていただきたい」と話した。