しめ縄作り 作業最盛期「明日華」やりがい感じて

障がい者の就労を支援する松本市の就労移行支援事業所「明日華」(浅間温泉3)で、正月用のしめ縄などを作る作業が最盛期を迎えている。今年は、神社から大しめ縄の注文が入るなど、やりがいが増している。
作業所は同市赤怒田にあり、利用者など10人ほどが稲わらをよって黙々と製作している。
今年は、一般販売用のしめ縄セットなど10種類1500セットを作るほか、市内の複数の神社から、大きい物で長さ9メートル、直径60センチのしめ縄の注文も入っている。こうした大物は、全員で力を合わせて仕上げる。
わら製品作りは2022年から始めた。わらは稲から育て、作り方などはインターネットの動画などで調べて取り組んでいる。
年内は忙しさが続くといい、上條政次社長(62)は「神社のしめ縄作りなどの作業が、社会貢献につながることを利用者が実感してほしい」と話した。