24日から神戸市で開く第33回全国小学生バドミントン選手権に、中信地方の男女5人が出場する。このうち男子の細澤健瑠(たける)(豊科南6)と渡辺大智(たいち)(同5)=共にBCすどう塾(松本市)=は、予選の北信越大会(10月、長野市)でそれぞれ学年別シングルスを制しての大舞台。二人は都道府県対抗の団体メンバーとしても健闘を誓う。
二人は昨年、ペアを組んで全国選手権のダブルス5年生以下で8強入りした。ダブルスで培った駆け引きや判断力も武器に、今年はシングルスで挑む。
細澤はネット際からの攻撃を得意とし、「相手の弱点を突き、球を誘導する高い技術を持つ」と、指導する須藤憲一代表(50)。以前は強敵との対戦を苦にしたが、「今は、それでこそ自分が強くなれると思っているし、楽しい」と、精神面の成長が著しい。
クラブのコーチでもある父・泰範さん(37)が公私にわたりサポートし、親子で臨む大舞台で4強入りを目指す。細澤は「自信を持って全力を尽くす」と力を込める。
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渡辺は週5回の練習に加え、毎日のランニングなどで培った体力が武器。試合を諦めずに戦い抜けるだけでなく、「相手を崩すために狙うべき位置や、ショットの打ち方などを冷静に分析する力も付いた」と自信を口にする。
負けた悔しさも原動力にし、課題を発見するたびに確実に克服してきた。「ゾーンに入ると、手が付けられないほど」(須藤代表)という力の持ち主が狙うのは、全国の同学年の頂点だ。
同大会に出場するそのほかの中信勢と種目は次の通り。
◇男子▽城倉遙輝(芳川6、安曇野ジュニア)=シングルス6年以下・団体▽太田結斗(吉田4、ミンピーべーサー)=ダブルス4年以下
◇女子▽金子実莉(鎌田5、レアリゼBC)=団体