ダンスや歌 笑顔で楽しむフラサークルが「ゆめの里朝日」慰問

松本、塩尻、安曇野、諏訪市などで活動しているフラサークルの「ラウレアフラスタジオ」は12月10日、朝日村の特別養護老人ホーム・宅老所「ゆめの里朝日」を訪れ、ボランティアで踊りを披露した。なじみのある日本語のフラもあり、利用者は笑顔で楽しんでいた。
あらかじめ届けられたレイ(花などでできた首輪)や髪飾りなどを着けた利用者15人は、華やかな衣装のフラガール5人を拍手で出迎えた。同スタジオインストラクターの萬井章子さんが「ハワイの風を感じて」と呼びかけ、ハワイアンに続いて「北国の春」など5曲を披露すると、手拍子をしたり歌を口ずさんだり。「信濃の国」は、渡された鳴子を振りながら一緒に歌った。
フラガールに呼びかけられた職員が前に出て踊って盛り上げたり、アンコールでは「好きになった人」の歌詞に合わせた手の動きを教わった利用者が、一緒に踊ったりする場面も。終了後は「もうちょっとできないだ?」と名残惜しそうな声も上がった。
103歳の最高齢者が笑顔でリズムを取ると、職員からは驚きの声も。施設長の川舩賢久さんは「なじみのある曲もかかり、皆さんとてもいい表情」、萬井さんは「皆さんが楽しんでくれればうれしいし、私たちの力になる。高齢者にも喜んでもらえるよう、日本語のレパートリーを増やしている。希望があればお届けしたい」と話した。