松本市深志3の民家を利用して11月、夜間と土日曜・祝日専門の託児所「はいちいず」が開所した。着替えやおむつ、布団などを施設が用意し、子どもを手ぶらで預けられるのが特徴。公立保育園の保育士だった代表の野村由衣さん(35、同市)が「休日や夜間の利用が難しく、困っている母親に寄り添いたい」と開いた。
対象は生後2カ月~小学生。月~金曜は午後5時~翌午前2時(金曜は同8時半)、土日曜と祝日は午前8時半から、土曜は24時間、日祝日は午後7時半まで預かる。料金は30分350円~で、月決めの設定も。保育士や准看護師、調理師、児童発達支援管理責任者などの資格を持つスタッフが在籍する。
野村さんは松本、塩尻市立の保育園に13年勤め、週末や夜間も子どもを預けたい保護者の要請に応えたいと退職。福岡県の保育所で最先端の保育を学び、ベビーシッターをしたり保育所に勤めたりしながら、柔軟に保護者をサポートする手法を模索した。
「心に余裕があれば、育児も楽しい。仕事や家事のほかに美容院や1人でのお出かけなど、気軽に預けてほしい」と野村さん。
土日曜は母親らが交流できる、さまざまな遊びのイベントを企画。6キロ圏内は送迎もする(有料)。平日の日中の利用は問い合わせる。詳細はインスタグラム。℡0263・88・3805