松本信用金庫(松本市)は12月20日、食料資源を有効活用しフードドライブなどを行う認定NPO法人フードバンク信州(長野市)に、地域の人たちから寄せられた食品を贈った。
この日、同法人が松本市役所東庁舎1階で毎月開く「まつもと城のまちフードドライブ」の会場に、同金庫二子支店の職員が各支店から集まった米やレトルト食品、菓子類などを持ち込み、スタッフに手渡した。
二子支店長の青柳努さん(50)は「もったいない食品を有効活用する、この活動が広まってくれれば。地域の人々の協力に感謝している」、同法人の磯﨑彩子さんは「地域に呼びかけてもらえることで周知され、ありがたい」と話した。
余った食品を募り、生活に困る家庭などを支援するフードドライブは、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一つ。県内6信金が統一事業として11月末~12月初めの2週間、全150の本支店で初めて実施した。
松本信金は27本支店で呼びかけ、取引先企業でつくる「同友会」を中心に、個人や企業から2848点が集まった。今後も定期的に続けていくという。