青空に現れたリアルな雲の造形(安曇野市穂高)

縁起が良いとされ、信仰の対象でもある白蛇を連想させる雲=ニコンD5 AF-S ニッコール70~400ミリ2024年10月26日午後2時47分

縁起の良い白蛇に新年の幸運願う

今年は巳(み)年。干支(えと)にあやかり幸運を願う。
2024年10月26日午後、穗髙神社を参拝した。駐車場を出た神社正面の市道で青空を見上げると、リアルな白蛇(しろへび)の姿を連想させる雲に出合った。
目も口もはっきり確認でき、大空をはう姿は雄大だ。驚きの光景を目にした時、幸運にも望遠レンズ付きカメラが助手席に…。急いで車を止め、車中から1枚撮影。より鮮明に撮ろうと大急ぎで駐車スペースを探した。35秒後に仰ぐと、目と口が鮮やかだった白蛇の表情が消え、様変わりしてしまった。
白蛇は白化現象を起こした蛇。その希少性から縁起が良い動物といわれ、信仰の対象にもなっている。繁栄と財運をもたらす神、弁財天の使いとされる。
中信地方の白蛇神社を検索し、探してみたが見つからない。県全域では上田市にある。白蛇の霊をまつる神社「白蛇さん」の由来は、上田城築城以来、二の丸曲輪(くるわ)にすんでいた城の守り神で堀の主の白蛇の霊を祭ったものといわれている。
「白蛇日本三大聖地」といわれる神社は山口県岩国市、群馬県沼田市、東京都品川区にある。
新年を迎え、幸運と金運を呼ぶ白蛇のパワーに託し、読者の皆さんの幸せを願ってやまない。
(丸山祥司)