気軽にキャンプ楽しもう 松本入山辺にグランピング施設オープン

松本市入山辺の屋外レジャー施設「三城(さんじろ)いこいの広場」近くに、道具などを準備しなくても気軽にキャンプを楽しめるグランピング施設「グランピングリゾートビーナス」がオープンした。4棟のドームテントを備え、各棟に天然温泉の浴室、サウナ、食事棟、トイレを完備。気兼ねなく過ごせるプライベート空間を創出した。「三城エリアを盛り上げたい」と意気込む。
30年ほど前から温泉権を持っていた匠建設(同市浅間温泉1)が、グランピング事業部を立ち上げ昨年10月に開業した。
ドームテントは、カラフルでポップなものから落ち着いたモダンなものまで、デザインが異なる4棟。最大6人が宿泊可能な広さで、ドッグランスペースを備えたペットを同伴できる棟や、たき火のできる棟もある。
源泉の三城温泉は、pH9・9のアルカリ性温泉で、肌がつるつるになる“美人の湯”。浴室の外に電気式のテントサウナがある。
食事は、信州産の肉や野菜をふんだんに使用。食事棟に備えたアメリカンバーベキューコンロ、ホットサンドメーカー、スムージーミキサーなどを使い、下ごしらえされた食材にひと手間加えて、夕食と朝食を楽しむ。
宿泊料金は平日1人4万8千円から。都市部の家族連れの利用が多いという。
「満天の星をはじめ、最高の自然を満喫してほしい」と、同事業部の上條匠太専務(25)。「将来、三城いこいの森のオートキャンプ場や地元の山辺ワイナリーなどと連携できたら。三城のブランド価値を高め、松本城や上高地のような魅力的なエリアにしたい」と力を込めた。
同施設TEL0263・50・7250