自作ロボットで課題に挑むコンテスト(ロボコン)で、昨年11、12月に開かれた二つの全国大会に出場した塩尻市内の小学生2人が、それぞれの大会で入賞した。互いのロボットを見た2人は異口同音に「すごい。いつか一緒に作れたら面白い」と声を弾ませた。
吉田小学校6年の古田渉留(わたる)さん(12)=写真左=は、「小学生ロボコン全国大会」(11月、東京)に出場。前年に続く優勝はならなかったが、ロボットの機構などが評価され、特別賞を受けた。「ミスがあって悔しかったが、賞をもらえて、作ったかいがあった」と笑顔。
桔梗小学校4年の宮本昂(すばる)さん(10)=写真右=は、「きのくにロボットフェスティバル」(12月、和歌山県御坊市)の「全日本小中学生ロボット選手権」でイノベーション大賞に。卵の容器や結束バンドなど身近なものを使って製作したことが、創意工夫があると評価され、「うれしかった」。
百瀬敬市長に入賞を報告(昨年12月26日)した2人は、操作を実演。互いのロボットについて、古田さんが「1個のモーターでこんな動きをするんだ」と驚く一方、宮本さんは「ギアの作り方がすごい」と感心。「こだわったところをしっかり見てくれる」と古田さんを喜ばせた。