木曽町福島の冬の風物詩で、2月7、8日に旧中山道福島宿一帯でアイスキャンドルをともす催し「雪灯(あか)りの散歩路(みち)」(実行委員会主催)に向け、住民らによる氷のキャンドル作りが始まった。1カ月間に約5千個を用意する。
7日は住民や県外の大学生など15人ほどが参加し、実行委事務局で地元の建設会社・加藤組の倉庫などで作業した。バケツの水を凍らせた器を削ったり、プレート状の氷に彩りの落ち葉などを並べたり。制作途中で割れたキャンドルは、溶かさずに集めて固めて大きな器に。完成品は当日まで冷凍庫で保管する。
作業は5日に始まり、2月4日まで毎日行う。例年地元の園児や児童がクラス単位で参加したり、週末は家族連れがプレートを作りに来たりし、参加者間の交流も生まれているという。
「雪灯りの─」は25回目。両日とも午後6時に点灯し、地元の小中高生らが作るモニュメントも見どころ。実行委員長の加藤晋悟さん(70)は「当日の集客や経済効果だけでなく、準備作業が地域のコミュニケーションの機会となる大切な催し」と話す。
作業するボランティアも随時募集している。午後1~3時(途中参加・退出も可能)で事前の申し込み不要。問い合わせは事務局TEL0264・22・2116