松本市のかつての繁華街「裏町」にある「スタジオ365松本うら町」(大手5)で1月11、12日、若者による演劇「ヒダマリララバイ」が上演される。松本を舞台にしたファンタジー要素あふれる人間ドラマだ。
都会から来たトキオと大学講師のマサは、週末だけ活動する何でも屋。3年前に北アルプスで消息を絶った孫から手紙が届いた、というおばあさんから調査を依頼されるが、それは小さな奇跡の始まり─というストーリー。家族愛や人と人との絆、身近な小さな幸せに気付ける作品という。
東京を拠点に活動するプロ劇団「Opcebo(オプセボ)」の役者と、同市で開いた演劇ワークショップに参加した大学生ら4人が出演する。漠然とした不安を抱える少女を演じる同市出身の日本大芸術学部1年大西来未さん(19)は、「見てくれる人に希望を与えられるような作品。全力で演じたい」。脚本・演出家の林邦応さん(64)は「小さい舞台だからこそ役者の熱量がより伝わる。時間を忘れて目いっぱい楽しんで」と話している。
11日午後3時、6時、12日午後2時、5時開演。一般2500円、高校生以下千円。問い合わせは林さんTEL090・4018・0324