
NPO法人松本CINEMAセレクト(事務局・山形村)は1月25日、斬新な表現で注目を集める川上さわ監督の初長編映画「地獄のSE」(2023年)=写真=をまつもと市民芸術館(松本市深志3)で自主上映する。川上監督と出演者の海沼未羽(みう)さんとのトークイベントも予定する。
上映作は、田舎町で思春期を送る中学生の複雑な心情などを、もやをかけたような画面や字幕、アニメーションや独特な音などを使って表現した青春映画だ。
「ここ10年で一番衝撃を受けた、すごい作品」と評するのはシネマセレクトの宮嵜善文理事長。川上監督の最新作「ワニ・生活@@」(上映時間20分)も続けて上映する。
川上監督は、19歳の時の初監督作品「散文、ただしルール」でカナザワ映画祭「期待の新人監督」グランプリを獲得した。20歳の時に撮った「地獄のSE」は、海外の映画祭に、複数ノミネートされるなど注目を集めた。
午後7時開演。前売り、大学生以下の学生1400円、当日1800円。シネマセレクトTEL0263・98・4928