
ヒョウタンを使ったランタン作りが趣味の加藤伸行さん(82、松本市波田)の作品展が、松本信用金庫波田支店で開かれている。2月20日まで。
漆を塗り重ねた上に模様を浮き彫りにする堆朱(ついしゅ)塗りのように、何色ものペンキを塗り重ねて耐水ペーパーで磨き「和」などの文字を添えた作品や、落ち葉や着物の模様に合わせてヒョウタンをくり抜いてはめ込み、中に収めた照明をともすと色が透ける作品など、47点を展示した。
加藤さんはものづくりが好きで、ランタン作りは自動車の整備・販売の仕事から退いた75歳で始めた。「いい柄や素材を見ると、材料になるかなと考えてしまう。明かりをつけたヒョウタンは、見ていて心が癒やされる」といい、「一人でも多くの人に見てもらえたら」。
施設などに無償で貸し出す。