松本市出身DF森 今季新潟へ移籍 挑むJ1

松本市出身のJリーガーDF森昂大(25)が今季、大卒新人として入団し3季プレーしたJ2徳島から、J1新潟に移籍した。昨季はリーグ全38試合に出場し、37試合でフル出場という鉄人ぶりを発揮したCBは「J1の舞台にチャレンジできるのは、とてもうれしい」と喜びを語る。
昨季は徳島でチーム最長の出場時間を記録し、17節(5月26日)いわきFC戦でプロ初ゴールも決めた。「クラブ創立20周年の節目に、成長しながら活躍できたのがうれしかった」と振り返る。
ベストマッチに挙げたのは、24節(7月14日)のベガルタ仙台戦。チームは前後半に1得点ずつして無失点。「90分間ゲームを支配し、チーム全体でビジョンを共有しながら勝てた」といい、徳島は良い形でシーズン終盤へ向かい、最終順位を前年の15位から8位に押し上げるきっかけとなったという。
自身が課題として挙げていたフィジカルの強度も上がり、「外国人FWとも負けずに戦えた。技術面も向上できた」と手応えを口にする。
プロ入り3年でJ1クラブからオファーが届く順調な競技人生を歩むが、「技術もフィジカルも、もっと向上させないといけないことは分かっている。しっかり準備していきたい」と、浮かれた様子は一切ない。

もり・こうだい】1999年生まれ。鎌田スポーツ少年団-AMBICIONE松本-創造学園高(現松本国際高)-びわこ成蹊スポーツ大-徳島ヴォルティス-アルビレックス新潟。183センチ、74キロ。