街づくり学び市に提言 信大附属松本中2年A組

信州大附属松本中学校2年A組(39人)の代表8人が1月14日、松本市役所を訪れ、「まちづくりに関する意見」を提出し、担当職員に説明した。社会科の授業で全国の地域について学ぶ中、市が第12次基本計画(2026~31年度)策定に向けて意見を募っているのを知り、応募した。
生徒たちは昨年8月から全国七つの地域の施策や取り組みなどを学習。それを参考に松本地域に生かせるものを個人やグループで考え、提言をまとめた。
青木葉月さん(14)は、松本の歴史的建造物や伝統技術を後世につないでいく方法として、伝統的工芸品の魅力発信や技術・担い手の継承を目的に中部5県で行うイベント「職(し)手継祭(てつさい)」に着目した。技術者や職人が集う催しの開催、種類の異なる工芸品を組み合わせた新商品の開発などを提案した。
増田さとかさん(14)は、自然の魅力を生かした寄り道プランを考えた。「都会とは違った自然や食のおいしさが松本市の魅力。リラックスできる場所として多くの人に来てほしい」と話した。
意見は誰でも応募できる。締め切りはウェブが2月7日、支所などに置く用紙は14日。問い合わせは総合戦略室TEL0263・34・3274