100回目「居酒屋公民館」 大手公民館地元住民ら交流深める

松本市大手公民館(大手3)は17日、100回目の「居酒屋公民館」を開いた。地元の中央地区の住民を中心に、子ども連れの家族や1人暮らしの高齢者を含む55人が参加し、交流を深めた。
「飲み物・つまみは持参、みんなで準備と片付け」がルール。通常は1杯300円で提供している生ビールが、今回は記念価格で100円に。オードブルも用意した。
2015年9月から月に1回ほど開催。住民らの要望に応えて、春は松本城公園で花見、夏は公民館前でバーベキュー、秋は「とうじそば」など趣向を凝らしている。ソーセージ作りやワイン講座も企画した。
社会教育士を目指して昨年から参加している、松本大総合経営学部観光ホスピタリティ学科3年の保坂勇樹さん(20、並柳)は「幅広い年代の人との交流で知識が深まる」。
中央地区町会連合会長の栗田幸一さん(75、大手3)は「初めは酒好きの男性が多かったが、女性や子どもも増えて輪が広がった」。遠藤彰公民館長は「髙野隆治前館長から受け継いだ交流のバトンを大切に、今後も公民館の発展に尽くしたい」と話した。