信毎メディアガーデンで吉田千亜さんの座談会

昨年4月から信濃毎日新聞文化面のエッセー「思索のノート」に執筆中のフリーライター吉田千亜さん(47、埼玉県川越市)を迎え2月1日、3人の発言者と参加者が語り合う「いま、福島、この国、人を語るということ」(実行委員会主催)を信毎メディアガーデン(松本市中央2)で開く。
吉田さんは2011年の東京電力福島第一原発事故後、被害・避難者の取材、サポートを精力的に続け、多くの著書がある。「ルポ母子避難消されゆく原発事故被害者」(岩波新書)で講談社本田靖春ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞などを受賞。他に「その後の福島|原発事故後を生きる人々」、「原発事故、ひとりひとりの記憶」など。
発言者は、原発事故後、時代や社会を問う「artcafe」を150回開いてきた美術・芸術大予備校「マツモトアートセンター」(松本市大手1)代表の北澤一伯さん、福島県いわき市から長野市へ自主避難した草野麻理子さん、同じく安曇野市に避難して中高時代を過ごし、現在は東京の大学で社会学を学ぶ柳内遙希さん。
実行委員の竹内尚代さん(80、松本市埋橋)は「マスメディアの影響力よりSNSなどネットや匿名の発言が大きな力を持つようになった今、自分の言葉を持ってあらがいながら生きていくことについて考えを深めたい」と話す。
午後2時半~5時。参加費千円、中高大学生300円。定員50人。申し込みは竹内さんTEL090・3908・2943(ショートメール可)