
音楽や映像と共に童話や昔話の朗読などをする「おはなしファミリー劇場」が2月22、23日、松本市のまつもと市民芸術館(深志3)小ホールで開かれる。県「語り・おはなし・朗読」の会連盟(美咲蘭代表)の主催で、県内の19団体が出演。併せて、源頼朝と木曽義仲の生涯を演劇と語りで見せる舞台も上演される。
おはなしファミリー劇場は入場無料で、両日とも午前10時45分、11時45分、午後1時15分開演の計6ステージ。アンデルセン童話「野の白鳥」、新美南吉「巨男の話」、宮沢賢治「双子の星」など23作品を、スライド映像をバックにギターやピアノ、フルートの演奏に乗せて朗読する。
また、バリトンの吉江忠男さん(岡谷市)、ソプラノの岡田愛さん(長野市出身、東京都)を迎え、モーツァルトのオペラ「魔笛」のストーリーを語りと歌で届ける。
語りとドラマ春の劇場「頼朝と義仲~見果てぬ夢の旅路を」は有料で上演する。両日午後2時45分から。脚本・演出は美咲さんで、頼朝と義仲の生涯をたどる物語を、松本城築城の折に出土した地蔵菩薩(ぼさつ)のエピソードを交えて演じる。美咲さん主宰の劇団ドラマシューレ星座の他、公募で集まった市民、歌唱や音楽演奏など約40人が出演する。
美咲さんは「ファミリー劇場は、国内外の名作をそろえたのでぜひご家族で。頼朝と義仲の舞台は、松本と鎌倉を結ぶ歴史の旅を味わっていただきたい」と話している。
「頼朝と義仲」は、全席自由で前売り券3500円、小中学生1500円(当日は各500円増し)。連盟事務局TEL080・5140・8005