
松本市の才教学園中学校の3年生約40人は1月21日、同校で和太鼓体験をした。「寿台太鼓連」のメンバーに教わりながら、日本の伝統楽器に親しんだ。
最初に和太鼓の歴史やばちの使い方などの説明を受け、「秩父屋台ばやし」など迫力ある演奏を聞いた。
続いて2班に分かれて太鼓打ちに挑戦。初めは大きな音におっかなびっくりだったが、掛け声を出したり体を動かしたりするうちに笑顔も。伏見真人さん(15)は「爽快感を感じられる」、大山実日子さん(14)は「体の芯に響く振動や、大きな音にびっくりしたけど楽しい」と話した。
同太鼓連による体験学習は、コロナ禍を除き毎年実施。代表の神谷勇さんは「子どもたちが和楽器に触れる機会は少ない。体験で素晴らしさを知ってもらえれば」と話していた。