
松本市島内のカフェ七十二候は、毎月第1、2、3火曜日の午前9時~11時半、読書する人だけの空間を提供する「読書カフェ」を始めた。料金は、500円分のドリンク代込みで千円。四つあるテーブルごとの予約制だ。
静かに本を読める場所が少ないと感じた店主の尾崎道雄さんが、営むカフェで読書をしてもらえたらと考えた。
もともと本が好きで、店内やそれぞれの机には知人の本や山の本なども置いている。「静かな空間で、おいしいコーヒーを飲みながら、ゆっくり本を読んでほしい。いずれ本好きたちの交流の場になれば面白い」と話す。
初回の21日は3人が利用した。「家では、なかなかゆっくり本を読めないので、こういう場所があるとうれしい」と喜ばれた。今は薪(まき)ストーブのぬくもりに包まれる店内を使っているが、暖かくなったら店外の別棟にあるいろり席も開放する。
読書カフェはテーブルごとの予約制で、各テーブルの番号はインスタグラムから確認できる。七十二候TEL090・8582・5989