4月大人向け講座新設「あーとりえ」体験講座楽しむ

「松本市こども絵画造形アトリエあーとりえ」(両島)がこのほどリニューアルし、4月から大人向け講座を新設する。これに先立ちお試し体験講座を22日に開き、40~60代の女性6人が参加。思い思いの表現活動を楽しんだ。
あーとりえは2018年に開業。主に子ども向けの教室だったが、代表の村澤佐和子さん(51、同市)が「大人にももっとアートを身近に楽しんでほしい」と一念発起。畳を床に替え、テーブル席にして、4月から月1、2回、平日日中に大人向けの講座を開く。
村澤さんの原点となるパステルアートのほか、臨床美術(日本臨床美術協会)のプログラム、クラフトなど毎回違う内容。さまざまな画材を使い、その特色や表現技法も学べ、初めてでも取り組みやすいのが特長だ。
この日の講座では臨床美術プログラムの一つ、色鉛筆を使った「いろいろ田んぼ」に挑戦した。八角形に切った画用紙に線を引き、できた升に色を塗ったり線や点を描いたり。それぞれが全く違う世界を表現し、最後に鑑賞し合った。
安曇野市の60代女性は「絵を描くことに憧れがあり、いい機会と思った。描くことで(心身の)浄化効果もあると思う」、松本市の40代女性も「ひたすら楽しい。これからも参加したい」。村澤さんは「何から始めていいか分からないという人も、画材をそろえてあるので気軽に参加できる。アートと緩やかな交流を楽しんで」とPRする。
体験講座は2月14日、3月にも行い、参加費は通常価格の半額の1500円。詳細、問い合わせはウェブサイト(同名で検索)かインスタグラム(「松本市あーとりえ」で検索)から。