
木祖村菅のやぶはら高原スキー場が運営する、50代以上のスキーヤーが対象のシニアクラブ「くらんぼClub(クラブ)」の今シーズンの活動が始まった。初回の1月20日は県内外から45人が参加し、基本を習い楽しく滑った。
開会式に続き、村出身で全日本スキー連盟指導員の平井実男さん(80、東京=写真右)らを講師に、6班に分かれて滑走した。平井さんの班は安定した滑りのための正しいポジションや、エッジの操作などを練習。前傾姿勢の維持や重心移動などにも注意してターンを繰り返した。
クラブは安全にスキーを楽しみながら、仲間づくりと交流をする場にと、同スキー場が2008年に発足させた。毎回約30~40人が参加し、午前中に講習を受け、午後は自由に滑る。
6年ほど前から参加する中井ひとみさん(61、愛知県)は「基本を教えてもらえるので、ありがたいし楽しい」。平井さんは「一人で来ても友達ができる。健康のためにもスキーを楽しんでほしい」と話す。
2月5、10、19、26日、3月5、10日も活動する。事前の申し込みは不要で、当日午前9時45分までにセンターハウス3階に集合する。年会費千円。問い合わせは同スキー場TEL0264・36・3322